初めての海外ひとり旅。大学1年で7泊9日のタイへ
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初めての海外ひとり旅。大学1年で7泊9日のタイへ
大学1年生の夏、初めての海外旅行でタイへ。ホテル選びに失敗し、3時間歩き、5時間列車に揺られながら、バンコクとその周辺をひとりで巡った記録。
目次
- 7泊9日で使った金額
- Day1 安い航空券でタイへ
- 成田空港からスワンナプーム空港へ
- Day2 「往復3時間なら歩ける」と思っていた
- 歩いても終わらないウィークエンドマーケット
- Day3 ひとり旅で、あえてツアーに参加する
- 水路から店を眺める水上マーケット
- 電車が来るたび形を変えるメークロン線路市場
- 写真より静かだったアユタヤ遺跡
- Day4 空から見たバンコクと、地上のハルク
- キングパワー・マハナコン
- カオサンロード
- Day5 硬い座席に5時間揺られて、水上ホテルへ
- バンコクを離れて川沿いのホテルへ
- 楽しいだけでは終われなかった泰緬鉄道
- Day6 三大寺院とアジアンティーク
- 遠くと近くで表情が変わるワット・アルン
- アジアンティーク・ザ・リバーフロント
- 旅の終わり タイから日本へ
大学1年生の夏、初めての海外旅行に出た。行き先はタイ。同行者はいない。
ひとり旅を勧めてくれたのは父だった。海外へひとりで行くのは少し怖かったが、誰かと予定を合わせず、自分のペースで行きたい場所を回れることには、それ以上の魅力があった。
初日にホテル選びで失敗し、翌日は観光地まで往復3時間歩き、旅の後半には硬い座席の列車に約5時間揺られた。それでも、困るたびに自分で次の行動を決めて、旅を続けることができた。
旅行したのは2024年9月。もう1年半ほど前になるが、当時の写真とメモを頼りに、初めてのひとり旅を振り返ってみる。
7泊9日で使った金額
旅費は合計146,000円。大学1年生の初ひとり旅としては、今思うと結構ぜいたくだった。
2024年9月当時のレートは、1タイバーツ(THB)あたり約4.2円。宿は日本より安く、探せば1泊3,000円ほどから見つけられた。市内の移動にはGrabのタクシーやBTSなどの電車を利用した。
今回はホテルと観光にお金を使ったが、ドミトリーを選び、移動を事前に組み立てれば、もっと安く旅することもできると思う。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 交通費 | 53,000円 |
| 宿泊費 | 36,000円 |
| 観光費 | 24,000円 |
| 食費 | 13,000円 |
| その他(お土産など) | 20,000円 |
| 合計 | 146,000円 |
Day1 安い航空券でタイへ
成田空港からスワンナプーム空港へ
成田空港からAirJapanに乗り、スワンナプーム国際空港へ向かった。
当時の記録が正しければ、往復航空券は24,400円。今見返しても、かなり安い。初めての海外へ行くハードルを下げてくれたのは、この航空券だった。

初日にホテル選びで失敗した
初日に泊まったホテルは、水回りがあまり清潔ではなく、外には野良犬が何匹もいた。予約するときは値段ばかり見ていたが、アクセス、内装、口コミ、周辺の治安まで確認すべきだった。
航空券は安くてうれしかったが、ホテルは安さだけで選ばない。旅の初日に、宿が安心して戻れる場所であることの大切さを思い知った。
Day2 「往復3時間なら歩ける」と思っていた
このとき泊まっていたP18ホテルから、チャトゥチャック・ウィークエンドマーケットまで歩いた。当時は体力に自信があったので、往復3時間くらいならいけると思っていた。
実際に歩けはした。ただ、交通費と引き換えに、観光地で使うはずの体力を先に使ってしまった。今なら素直に電車へ乗る。
歩いても終わらないウィークエンドマーケット
週末だけ開かれる巨大なマーケットで、歩いても歩いても店が続く。3時間ほど見て回ったが、全部を見られた感じはまったくしなかった。
混雑ぶりや現地の音は、写真より動画のほうが伝わりやすい。
ウィークエンドマーケット(Instagramハイライト)
https://www.instagram.com/s/aGlnaGxpZ2h0OjE3OTcwODU4NjkyNjM5MDQz?story_media_id=3457010112085386696&igsh=MXJtNnkxcnp2emFvNg==

市場の中にはタイ古式マッサージもあった。自分で増やした疲労を、その場でマッサージに回収してもらった。
Day3 ひとり旅で、あえてツアーに参加する
3日目は現地ツアーに参加した。水上マーケット、メークロン線路市場、ココナッツシュガー工場、アユタヤ遺跡を1日で回る。
ひとり旅だからといって、すべてをひとりで手配する必要はない。離れた観光地をまとめて巡り、自分で交通手段を調べる負担を減らせた。移動に不安がある場所では、ツアーに頼るのも立派な選択肢だった。
水路から店を眺める水上マーケット
ボートに乗って、水路沿いに並ぶ店を見て回った。観光地らしさは強いが、日本ではまず見ない光景で、船に乗っているだけでも楽しかった。
電車が来るたび形を変えるメークロン線路市場
線路のすぐそばまで、商品と店が広がっている。電車が来るたびに店を片づける光景が有名だが、線路の上を歩きながら普通に市場を見るだけでも十分におもしろかった。

写真より静かだったアユタヤ遺跡
アユタヤ遺跡では、木の根に包まれた仏頭を見ることができた。写真では何度か見ていたが、実物を前にすると、不思議な静けさがあった。
Day4 空から見たバンコクと、地上のハルク
キングパワー・マハナコン
バンコクの街を一望できる高層展望台へ行った。屋上にはガラス張りの床があり、下を見ると足がすくむ。
特にきれいだったのは、夕方から夜へ変わる時間だ。昼の輪郭が少しずつ消え、道路と建物の明かりが街を浮かび上がらせていった。
カオサンロード
展望台を降りたあとは、「バックパッカーの聖地」と呼ばれるカオサンロードへ。空から眺めた整然とした光の筋とは違い、地上は音楽と人の熱気でいっぱいだった。
この旅で一番安くておいしかったガパオライスも、ここで食べた。そして、大麻らしき店の前には、なぜか巨大なハルクが置かれていた。
タイの夜を思い出そうとすると、きれいな夜景と一緒に、今でもあのハルクが出てくる。
Day5 硬い座席に5時間揺られて、水上ホテルへ
バンコクを離れて川沿いのホテルへ
5日目はバンコクの喧騒を離れ、川沿いのホテルへ向かった。列車で片道約5時間。椅子がお尻に響くほど硬く、移動だけでなかなかの修行だった。
早く着いてほしいと思う一方、車窓から田舎の景色を眺める時間は嫌いではなかった。目的地へ効率よく移動するだけなら、5時間は長い。しかし、街の景色が少しずつ変わっていくのを眺める時間も、旅の一部だった。
ホテルに着くと、聞こえるのは川の音だった。残っている写真は少ないが、前日までいたバンコクとは、時間の進む速さまで違うように感じた。
2024年9月当時のナムトック線時刻表
旅行当時、トンブリー駅からナムトック駅へ向かう列車は1日2本だった。
| 列車番号 | トンブリー発 | ナムトック着 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 普通257 | 07:45 | 12:05 | 当日チェックインに利用 |
| 普通259 | 13:55 | 18:30 | ボートの最終時間に間に合わない |
13:55発では、当時18:00までだったホテル行きボートに間に合わなかった。時刻や運行状況は変わる可能性があるため、実際に旅行するときは鉄道とホテルの最新案内を確認してほしい。
参考:The FloatHouse River Kwai Resortへの行き方
楽しいだけでは終われなかった泰緬鉄道
泰緬(たいめん)鉄道は、第二次世界大戦中に旧日本軍が建設を進めた鉄道だ。線路の上を歩ける場所があり、歴史を知ったうえで立つと、観光地として眺めるだけでは済まない複雑な気持ちになった。
Day6 三大寺院とアジアンティーク
遠くと近くで表情が変わるワット・アルン
朝から渡し船に乗って寺院を巡った。特に印象に残ったのは、ワット・アルンの装飾だった。遠くからは大きな模様に見えるが、近づくと細かな陶器がびっしりと並んでいる。
写真で全体を見るのと、目の前で細部を見るのとでは、まるで別の建物のようだった。
アジアンティーク・ザ・リバーフロント
夜はアジアンティークへ行った。川沿いに店が並び、歩きやすく、買い物もしやすい。旅の終わりも近かったので、お土産はここでまとめて買った。
旅の終わり タイから日本へ
7泊9日は、始まってみるとあっという間だった。
出発前は、海外でひとりになって本当に大丈夫なのか不安だった。実際、ホテル選びに失敗し、歩かなくていい距離を歩き、長い移動で疲れた。
ただ、ひとり旅で大切だったのは、何でもひとりでやることではなかった。遠い観光地へはツアーで行き、市内ではGrabや電車を使い、疲れたらマッサージを受ける。その都度、自分で次の手段を選ぶことが、ひとりで旅をするということだった。
高層ビルのすぐ近くに古い家が並び、夜になっても人と音が途切れない。そんな街を自分の足で歩けたことも、自分で決めながら旅を続けられたことも、初めての海外にタイを選ばなければ得られなかったと思う。
ひとつ後悔しているのは、ほとんどの場面を動画で撮っていたことだ。後から記事にしようとすると、使える写真が意外と少なかった。記録は多ければいいのではなく、あとでどう残したいかまで考えて撮る必要があるらしい。
次に海外へ行くときは、一眼レフを持っていく。そして今度は、もう少し荷物を減らして、バックパッカーらしい旅をしてみたい。





















